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気刊びびび

なんか気が向いたら書く。

ポケットの中の戦争を見た

日記 感想

 冬コミ遠征中、「ポケットの中の戦争って見たことないんですよね~」とヌルオタアピールをしたところ、まるでパチンコ屋の近くにある謎の窓口みたいに無言でスッとDVDを差し出されたので、なるほどと思って見ることにした。

 戦争の残酷さというより、子供の残酷さ、無知や純粋や鈍感の残酷さを描いたものなのかなあと感じた。最終盤で戦争によってバーニィ=友人を失ったアルに「またすぐに戦争が始まるよ」と無邪気に笑いかける悪友たちのシーンは本当にえげつないんだけど、そもそもをたどればアルが無邪気に戦争ごっこに首を突っ込んでいなければ、そのバーニィが悲惨な死に方をすることもなかった。しかも、おそらくアルはそのことに気づいているわけでもなく、ただ「戦争によって友を失った」という一面的で無邪気な捉え方しかしていない。戦争は残酷だ、と考えるほどには成長したアルも、さらに進んで自分の残酷さには気づけないまま物語が終わる。悲劇は全部、子供の無邪気さが引き金になっているのだなあ。

 ロボットアニメは昔から敬遠していて、なかなか自分で見る機会がないため、こういうふうに他人に見ろと言われるのはありがたい機会創出だ。楽しい数時間だった。