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気刊びびび

なんか気が向いたら書く。

私家版・おはなしのつくりかた

 昨日の夜、ツイッターで「どのようなプロセスでお話を作るか」という話になったので、自分のお話の作り方をぼんやり考えてみた。僕の場合、基本的にはまず「お話の核になるアイデア」が一つは必要。それにいろいろ付着させていってお話を作っていく。イメージとしては、ちりや埃の周りに氷の結晶がくっついていって雪ができるみたいな感じ。

 アイデアは例えば「深海棲艦との戦争の裏の目的」とか「謎の艦娘の正体」みたいな、お話のまさに核心になるようなものでもいいし、「時空管理局が何者かに攻撃を受ける」とか「時間遡行により損害を帳消しにできる保険会社ができる」みたいなお話の出発点でもいいし、逆に「最終的にはやてちゃんがザフィーラに告白する」とか「日向がバリ封した鎮守府の屋上でワルシャワ労働歌を歌って権力に射殺される」みたいなラストシーンでもいい。「なんでもいいからとにかくはやザフィを遠距離恋愛させたい」とか「如月に幸せになってほしい……如月……」みたいなコンセプトでもいいし、「こういう台詞回し、掛け合いを書きたい」「こういう情景を書きたい」みたいなものでも構わない。とにかく何かひとつアイデアを出す。これがないと文字通り、お話にならない。アイデアはとにかく降ってくるのを待つしかないんだけど、波長の合う友人と話したりしてると比較的そこは容易にクリアできる、ことが多い。

 アイデアができたら、次はそれに肉付けをして膨らませていく作業だ。使うのは薄力粉に溶き卵、それにバターと牛乳です。まずボウルに薄力粉を100g入れ、溶き卵に牛乳100ccを混ぜたものを少しずつ入れながらかき混ぜていきます。ダマにならないようにかき混ぜ終わったら、お布団に入って目を閉じ、頭の中で映画を作っていく。アイデアがお話の出発点であればそのまま撮影を始めればいいし、逆にラストシーンであれば「どうすればその結論に達するか」を考えていく。他の種類のアイデアだった場合でも、「どういう状況ならそのアイデアが一番見栄えするか」を考えながら、とりあえず撮影をしてみる。一週間も撮影を繰り返していれば、まあそれなりのカットが完成するので、それを文字に起こしていって、途中で筆が乗ってきて原型がなくなっていく。特に台詞回しとかについてはほぼ確実に当初案から変わる。広江礼威先生もびっくりするほどのきざったらしい言い回しに変わってしまう。

 これを言うと心ある人からは本当に怒られたり軽蔑されたりしそうなんだけど、僕は下書きとかそういう類いのものは一切やらない。エディタに(もっとひどい時はInDesignに直接)エイヤッと書いたものがそのまま入稿用の原稿と化す。カスみたいでイカす。短編であればプロットさえ作ることもない。先述の通り、場面レベルでの構想はお布団の中でひたすら練り直しを続けていて、その上での執筆フェーズなので、下書きには特に必要性を感じないんよね。表現単位での推敲はさすがにやるけど。

 お話を作る時や書く時に一番気をつけているのは、「人物や集団とかの各要素が、客観的または主観的の少なくともどちらかにおいて合理的に行動できているか」ということ。これだけは本当に気をつけているし、逆にこれがなければどんなに優れたアイデアであっても一瞬にして面白くないお話になってしまうと思う。ちなみに、常に客観的な合理性は要らなくて、他人から見る限りでは完全に不合理な行動だけど、本人の中では筋の通った合理的な行動になっている、というのはOK。人はそれを狂人とか錯乱状態とか呼ぶ。あとは時系列的な矛盾、考証とかにも気を遣う。なんちゃら警察の人を怒らせるのって怖いからさ。

moodly.bi3.jp

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 気をつけてることとかについては、上の記事にも結構書いてる。こいつ本当に自分語りが好きだな! 気持ち悪いな!