気刊びびび

なんか気が向いたら書く。

エゴサーチの話

 本を出すたびに「この本どうやってエゴサーチするねん……」と頭を悩ませる。一冊目の『終わりの花』は、「仕事終わりの花金」とか言いながら浮かれてる人たちのツイートばかりを拾うハメになった。二冊目の『ランドスケエプ』は、「ランドスケープ」や「ランドスケイプ」、「ランドスケヱプ」「ランドエスケエプ」などの多種多様な誤字や表記揺れで、タイトルで拾うのは無理があった。四冊目の『大変だ!はやてちゃんの学び場に守護騎士たちがやってきた!略してタイバニ』はもうタイトルでエゴサーチするのを諦めた。五冊目の『最近、主はやての様子が少しおかしい。』もタイトルがまずおかしいので、「主はやて」で検索をかけるなどの工夫を施すも、そもそも五冊目以降は明らかに部数が少ないので感想数も当然少なくなり、エゴサーチしても爽やかな秋の風が一陣吹き抜けるだけだった。心にひやりと清らかな水をかけられるような、涼やかで心地よい感触だった。

 そういう事情もあって、最近は作者名とサークル名でしか検索をかけていない。そういう状況でサークル名を「ぴぴぴ文庫」などと間違えられたり、「ビビビ文庫」と表記揺れされたりすると、その、困る。それでも僕は拾っちゃうわけだからエゴサーチお化けなわけだけども、世の中の同人作家みんながみんなエゴサーチお化けというわけではない。正規のサークル名でしか検索をかけない実際奥ゆかしい人もいる。そういう人に感想を届けたいのなら、サークル名や著者名、作品名はなるべく誤字がないようにチェックしてからつぶやくのがいいだろう。なお僕は先ほども申し上げたとおりエゴ田サチ夫なので、僕についてのあれそれはどんどん表記揺れしてくれて構わない。サークル名が「ボベベ文庫」になってたり「シャバドゥバ文庫」になってたり、「角川書店」になってたりしても構わない。著者名が「乙一」で作品名が「失はれる物語」になってたりしても構わない。それは僕の本だという方向性で見ていこうと思う。