気刊びびび

なんか気が向いたら書く。

漢字の雑な話

 休みだった。not働音。めっちゃ寒かったので一日中家でガタガタ震えてた。最近本当に寒い。冬だって感じがしてきた。でも冷えた左手を僕の右ポケットにお招きする相手なんか僕にはいやしないので、冬が寒くてよかったことなんて一つもない。お招きする相手は随時募集しているので、お気軽にエントリーしてくださいね。説明会も開催中です。

 昨日の夜からずっと夏に出した同人誌の漢字を印刷標準字形に改める作業をしていた。漢字にはいろんな種類があって、同じ漢字でも「標準字形」と呼ばれる、今のPCで漢字変換すると最初に表示されるもの、「JIS78字形」と呼ばれる昔気質のもの、「JIS83字形」と呼ばれる略字めいたもの、「nlck(印刷標準)字形」と呼ばれる出版物などに使われる正統派の字形などの種類があったりする。例えば「逢」という字は、標準字形ではしんにょうの点が一つだけど、nlck字形では点が二つ。「掴」という字もnlck字形では「摑」になる。昔は「漢字とか面倒だし、PCのドットも荒いから漢字とかどんどん省略してこっ!」ってノリがあって、その結果生まれたのがJIS78字形を簡略化したJIS83字形であり、それがスタンダード化したのが標準字形なわけだけど*1、最近になって「ちゃんとした漢字に戻そうよ……省略とかよくないよ……印刷する時は昔の字形を使おうよ……」というノリになって伝統的な字形、JIS78字形や新たに制定された字体に変わりつつある。そういった「印刷する時の字形」がnlck字形ってわけ。何かあまりに説明が雑で、だいぶ実際と違う気がしてきた。まあいいや、詳しくはグーグルにでも聞いてください。「なんでやねんDTP」ってブログが本当に詳しくてお勧めです。プロの人がプロ向けに書いてるブログなので、僕みたいなド素人が読んでると本当に胃が痛くなる。

 というわけで同人誌の漢字をnlckに直してたんだけど、これがまあ面倒なのよ。そもそも政府とかがはっきりと「この字形がnlckね」って決めてるわけでもなく、ただ「伝統的な字形がnlckね」というふわっとした定義を出してるだけなので、どれが伝統的なのかは出版する人が個々で判断しないといけない。例えば「牙」という字は4画の字が伝統的なのか5画の字が伝統的なのか、「訝」「冴」みたいな部首に回るとどうなのかみたいな問題が出てくる。最終的に、先述の「なんでやねんDTP」で「この字形使えばいいんじゃない」という結論にただ乗りしてしまったので、本当によくない。

 今回の記事、いったい誰が読んで喜ぶというんだ。

*1:大ざっぱな理解なので細かいところはだいぶ違う気もする。