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気刊びびび

なんか気が向いたら書く。

夏コミについて

 仕事が本当に三角コーナーみたいな感じで、一日中半ギレで業務をこなしてた。あまりに理不尽な要求ばかりしてくる連携部署の人間に「君が最大の功労者だ、この山を越えたら皆で飲みに行こう」とか言われたんだけど、今は「いかに無下に断るか」と考えることだけを楽しみにクエリをぶん回しているぞ。

 仕事の話なんかしても幸せにならないので、別の話しましょう。夏コミに落ちました。悪いことは重なるものだ。とはいえいい知らせもある。お友達のふみこちゃんがコミケに受かってたので、二人で合同誌を出すことになりそうです。百合×ラップバトルというどうしようもない感じのテーマですが、ふみこちゃんのプロットがめちゃくちゃ尊い感じなので買う価値があると思います。僕の担当するページもメモ用紙などに使えるので一挙両得といったところ。この日記を書き上げたらさっそくふみこちゃんと打ち合わせをしようと思います。夏コミは1日目西f-54a「ぱんだグラフ」にGoだ。

 あ、大事なことを言い忘れてた。ふみこちゃんは男です。

髪の毛は重いという話

 6月4日ははやてちゃんの誕生日でした。めでたい。

 そういうわけで、既刊を無料公開した。はやてちゃんはかわいいんだぞ。

 今日は髪を切りに行った。髪を切ると、切った髪の分だけ体重が減るんだぞ。これはすごくお得なことだ。髪が重いというのはあまり知られてないことなんだけど、ひとつ思い出した話がある。むかし同人イベントでぼんやりしてたらスペースに知り合いがやってきて、その人はフェイトちゃんのコスプレをしてたんだけど「フェイトちゃんコスは髪がめちゃくちゃ重くて疲れる」と言っていた。これはね、同人誌にも使えることですよ。長い髪の毛が重い。これだけで賢明な読者諸氏であれば百合マンガが30ページは描けることでしょう。期待しています。いいですね? 僕は「期待しています」と言っているんです。

ラウンドワンで豪遊した

 昼の日中からバーベキューとしゃれ込み、肉を食い酒を飲み、そのあとはラウンドワンで卓球をしたりフットサルをしたりカラオケをしたり。非常に充実した一日だった。大変に楽しゅうございました。バブルサッカーってのがあって、人が一人すっぽり収まる程度のビニール製のボールに入り、体当たりをしながらサッカーするというものなんだけど、ボールに入った瞬間にロボットアニメの主人公みたいな感じになる。「これコックピットじゃん! コックピットじゃん!」とか興奮する。ただまあ、バブルサッカーそのものはそこまで楽しくなかった。思ったほど体当たりされても転ばないのと、コックピットの中は酸素が薄くてすぐつらくなるのと。

 グラブルに復帰してから、積極的にマルチバトルをこなしている。以前からの友人とかとスカイプしながらできるようになったというのが大きい。90年代から2000年代にかけて、ネットゲームというものに一切手を出してこなかったので、文字だけのコミュニケーションでゲームをやるというのにかなり抵抗があるんだ。文字を打つのって結構おっくうな行為だし、そもそもまったく知らない人と一緒にゲームをやるというのも非常につらいものがある。以前グラブルやってたときは、それもあってマルチバトルがまったくできなかった。今はとても楽しいぞ。

 もう6月になったので、1month 1musicをやらなきゃいけないなという気持ちでいる。そのうち書きます。

グラブル再開しました

 友人と通話をしていて、グラブルの話になった。僕はしばらくグラブルから離れてたんだけど、試しに久々にログインしてみるか、と起動すると、なんか懐かしい画面が出てくる。実質1ヶ月くらいしかブランクはないわけだけど、どこになんのメニューがあるかとかかなり忘れてて焦った。普通こういうソシャゲって、しばらくログインがないと容赦なくフレンド登録を抹消されてたりするんだけど、意外とほとんどの人がフレンドになったままだった。人のぬくもりを感じる。

 グラブルをやめるとなったときに、騎空団の椅子を汚したままでいるのも申し訳ないと思い、同時に退団をしていた。おかげでプロフィール画面の騎空団欄が「所属なし」となっていて、なんだかもの寂しい。試しに騎空団を作ってみるか、と結成画面を開き、どうせならワケの分からない団名にしようと頭を巡らす。「財団法人日本課金機構」にした。団の紹介文も「財団法人日本課金機構は、課金を通じて空の安定化を図る経済産業省所管の外郭団体です」にする。となると名前も変える必要があるな?

 こんにちは。経済産業省です。

 名前を経済産業省にすると、ルリアが「はい! 経済産業省はとーっても強いんですよ!」と日本の経済官僚を持ち上げたり、本田未央が「正直に言うと、経済産業省に助けて欲しいな☆ なーんて思ったりして!」と産業革新機構の支援を求めたりと、なんというかめっちゃ笑える。



 これもうずるい。



 こんなん笑うやろ。



 キャラクターの名前を変えるだけで完全に違うゲームになってしまった。ちょっと面白すぎるので、もう一度グラブルを始めてみようと思った。のんびりやっていきます。これも経済産業省に名前を変えたおかげだ。

1m1mはじめました

 お久しぶりです。僕は氷が4つ欲しいのに、氷スコップでざらっと氷をさらうと5つも取れてしまい、すくい直すと3つになり、そんなこんなの繰り返しで2分ほど時間を無駄にしました。仕事の話なんかしても仕方がないので詳しくは触れませんが、会議の後に飲み会があったにもかかわらず僕だけ残業の憂き目に遭い、必死に仕事を片付けて這々の体で会場に行ったら〆のうどんしか残ってませんでした。会費は満額取られました。人生……。

 今日はこんなことが話したかったんじゃない。別に話したかったことが他にあるわけでもないんだけど、えーと、何の話をしましょうか。あれですね、1m1mの話でもしましょう。

 1m1m。よく分からないですが、1 month 1 musicの略なんだと思います。その月に一番よく聴いてた曲をブログでご紹介するというムーブメントだそうで、友人が結構前からやってたので僕も参加してみようかなと。本来こういうのって月が変わった瞬間にやるものな気がするんですが、まあそこはそれ、月末締めの17日払いだったとかそういうアレです。来月はしれっと1日にやったりする流れ。

 そんなわけで4月に一番聴いた曲を紹介しておきます。

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 黒木渚『君が私をダメにする』

 黒木渚は知ってる人も多いんじゃないかなと思うので、説明は省きます。本当のことを言うと、僕は歌手や曲を紹介するのがものすごく下手なので避けて通っただけです。よく「黒木渚は椎名林檎に似てる」と言われているようですが、確かに一枚目のアルバム「標本箱」にはそれっぽい曲調、歌詞のものも多かった反面、最近はかなり異なるアッパーでストレートな大人の青春って感じの曲が多いように思います。なんだアッパーでストレートって。ボクシングじゃないんだぞ。

 とか訳知り顔で説明しましたが、僕が黒木渚を知ったのってこの4枚目のシングル、「君が私をダメにする」からなんですよね。めっちゃ新参のにわかファンです。2016年4月に5枚目のシングル「ふざけんな世界、ふざけろよ」がリリースされて、それがまたとてもいい曲なんです。聴き込んでいるうちに、やはり「君が~」も聴き直してみたくなって、ひたすらその2曲をパワープレイして多様に思います。

 「君が~」はど直球ながらもちょっとひねくれたラブソング。自由奔放な相手に振り回されながらもそれがめちゃくちゃ楽しい、気持ちいい、という心情を歌った曲になります。「好き」とか「愛してる」みたいな相手そのものへの感情は一切歌詞中に出てこずに、ひたすら「振り回されること」への快楽だけが歌われています。ただひたすら振り回されて、ダメにされていく自分。これが文芸だ。んでそこからの、クライマックスでの「次は私がダメにする 君を私がダメにする」ですよ。神か。

 オタクっぽいことを申し上げておきますと、この曲がな、この曲が推しカプのテーマソングに聞こえるんじゃ……。

 ちなみに新曲「ふざけんな~」の方は、つまらない窮屈な毎日の中に生きる現代人への応援ソング。世の中はままならないことや嫌なやつや重苦しい空気や同調圧力にまみれているけど、そのなかでもちょっとしたジョークで笑顔になれば、この世界も少しは色鮮やかで楽しいものになるよ、というメッセージが綴られています。「駆け上がって転げ落ちて人生はコメディ」の歌詞通り、この世は笑ったもの勝ちなんですよね。いい……。

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 一回目なのでかなり長文になったけど、まあ内容はめちゃくちゃ薄っぺらいし別にいいよね。次回からはもうちょっと短くなると思います。自分のハードルを下げるのが趣味です。

サークル「ロカタ」さんの『スピカよ、さらば。』が最高って話。

 8日の砲雷撃戦で買った本なんですが、本当にものっすごくよかったんですよこれ。サークル「ロカタ」さんの『スピカよ、さらば。』。中学生、兼、アイドルの那珂ちゃんは、実は二重人格を煩っていた。不安定な自分を守るため、無意識のうちに作り出したもう一つの人格。それは自分を愛し、守り、肯定してくれる「那珂ちゃんにとってのアイドル」だった――。「自己」という存在に悩む思春期の煩悶と、そこからの成長を描いた42ページ。

www.pixiv.net

 重く薄暗い設定を用いながらも、最後まで読んだときに残る読後感は本当にさわやかで澄みきっていて、素晴らしいカタルシスを得られる。さらに構図の一つ一つがものすごく印象的で工夫されていて、那珂ちゃんの心理をこれ以上ないくらい効果的に伝えてくれる。ページをめくるうち、コマを目で追ううちに気づけば涙が流れ、読み終わったころには那珂ちゃんのことが大好きになっているような、那珂ちゃんを心から応援したくなるような、そんな本だった。正直な話、売り子しながらぼろぼろ泣いてたぞ。

 あまりにすごかったので、サークルさんのところまで思わず挨拶しに行っちゃったんだけど、テンパっていて委託のあるなしを聞きそびれた。夏コミには申し込みされているとのことなので、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。なお、一部既刊がpixiv BOOTHで通販されているようなので、そちらもチェックだ。

shocox3s.booth.pm

 以下、サンプルにある以上のネタバレを多少含む具体的なレビュー。まともな文体でまともなレビューを書くのは久しぶりで緊張しますね。

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砲雷撃戦に出たよ。

 砲雷撃戦というイベントがあったんです。通貨と艦これの薄い本を交換する古式ゆかしいイベントです。まあ例えるなら歌会始や新嘗祭みたいなものを想像していただければ分かりやすいかと思いますが、そちらに参加しましてね。

 話は遡って5月4日、大学の先輩の結婚式がありまして、それにあわせてみんなで原稿を集めて本にしようという動きがあり、4月下旬までそちらの原稿に追われてたんですね。だいたい分かったかと思いますが、この段落は言い訳が書き連ねられる段落です。んで、実際に結婚式が行われる連休はもちろん原稿なんかやってる場合じゃないし、その前の3連休はなんか気がついたら終わってたしで、まあ原稿ができなかったんですよ。だいたい分かったかと思いますが、途中で言い訳すら面倒になった。

 そんなわけでなにも新刊のない状態で新幹線に乗り込み、東京まで向かいます。ツイの友人と飲んだ。ホテルに着いたのが12時前くらいだった気がする。しばらくTwitterして、カウントダウンTVを見て、ふと「やっぱり新刊何もないのはよくないよ」と頭の中の天使が正論を言い出しましてね。一方で頭の中のドナルド・トランプは「うるせえ寝るぞ寝るぞ」つってたんだけど、なんやかんやでやっぱり今からでもペーパーを作ろうと言うことになって、持ってきてたB5ノートにごりごりSSを書き始めたのが深夜2時半。書き上がったのが明け方4時50分。ホテル至近のセブンイレブンでコピーして、あのね、これ書いてる今はたと気付いたんだけど、原稿コピー機に置き忘れてるわ……。クソ恥ずかしい……。殺して……。

 そんな感じで、寝たのが5時過ぎなんですよ。9時45分に国際展示場駅前に集合という約束を売り子としてて、そのためには8時40分には起きなきゃいけないんだけど、Twitter見たら深夜2時半ごろに「アパ社長 ラーメン」で画像検索してゲラゲラ笑ってるっぽかったので、ああこれはこいつも寝坊するな、だから僕が寝坊しても特に問題ないな、と思い、9時10分にアラームを設定したという事実があります。目が覚めてさも寝坊したかのように「売り子へ。ごめん」とツイートしましたが、組織ぐるみの不正だったとの批判も甘んじて受けなければならない。売り子は普通に定刻通り国際展示場駅に着いてた。人をもっと信用すべきだと感じた。

 イベントは楽しかった。買ってくださる際に前作の感想とかを言ってくださる方もいて、本当に励みになります。ありがとうございます。次も頑張ります。次は、の間違いでした。頑張ります。

 あと、めっちゃくちゃ素晴らしい同人誌を見つけて、スペースで本を売りながらその同人誌を読んではひたすら泣いてた。こういうことを言うと「まーたそうやって誇張する……」とか思うと思いますが、誇張でもなんでもなく、マジで泣いてた。売り子が戻ってきたときに「うわ、なんかこいつ涙ぐんでる……」と引いた、という報告を受けています。この同人誌については後日感想エントリにまとめる予定です。

 イベントの後は銀座に行った。銀座に比較的リーズナブルな値段で寿司食べ放題の店があったので、そこで打ち上げをすることになったのだ。そう、いわゆる「ザギンでシースー」である。食べ放題のわりにかなり美味しくて、これはちょっと犯罪めいてるなという感じがあった。食い過ぎて死ぬかと思った。その後HUBでぐだぐだした。アニメキャラを苗字で呼ぶ人間は総じてヤバいよね、などといった話題が出た。安斎、いいよね……。逸見も捨てがたいけど、やっぱり安斎かな……。

 そんな感じで今ホテルに戻りました。明日は休みじゃ、グフフ。

挙式しました!

 大学の先輩がね。

 はいはいというわけでね、同じネタを2回もやったわけですが、初めましての方は初めまして、お久しぶりの方はお久しぶりです。今回はね、結婚式というものに出てみようかと思いましてね。結婚するのは大学の先輩で、新郎とも新婦とも知り合いなのでとても楽しい。前も言ったけど僕は他人が楽しそうにしてたり幸せそうにしてたりするのを見るのが好きなのでね、結婚式はとてもよいものだった。

 名古屋まで結婚式に行った次は、東京まで同人誌売りに行きます。5月8日の砲雷撃戦、B-69「びびび文庫」でお待ちしてます。新刊は、その、ない気がする……。ごめんなさい……。4月発行の『艦娘ゲーム』と、あと既刊も持って行きます。間に合えばコピ本かペーパーがありますが、期待はしない方がいいです。特別ゲストとして、ムルムル“今回のガチャで天井を叩いた”プレジデントが売り子をしてくれます。

 というわけで原稿に戻ります。そんじゃーね。

『うわさのひと』(ふらふら辞書の角)がめちゃめちゃめちゃすごい!

 ツイッターで日頃お世話になっている15さんからものすごいものをいただいた。『うわさのひと』というゆうさみ同人誌。これほんっとにすごいの! どれくらいすごいかっていうともうどれくらいすごいか分かんないくらいすごい!

 まず内容に入る以前に、造本がすっごいの。大正時代に刊行された本って設定もあって、古本っぽく見える工夫がそこかしこにある。まず表紙。飾り枠をふんだんに使って、象牙色の地には色あせたような加工もされているので、本物の古本と見まごうような出来になってる。パラフィン紙で包みでもすれば、神保町や寺町で手に入れた古書にしか見えない。

 中身もすごいぞ。戦前の書物から字母を拾った「Orudano明朝」というフォントが使われているので、インクのにじみやムラ、ちぐはぐさなどがふわっと香りたち、まさに年季の入った活版印刷物を読んでいるような気分になる。

 さらには奥付の発行日が「1925年4月28日 第1刷」になってる! 即売会で不特定多数に頒布するんじゃなく、ごく少数の身内にしか渡さない本だからこそできる芸当。ここまでくると同人誌というよりコンセプトアートでは?

 いよいよ内容なんだけど、これがまた外見に負けじとすごい。学習院に通う少女・五月雨の一人称で語られる、科学の教師・夕張との逢瀬を描いた小説なんだけど、その文体が端正で瑞々しく、『花物語』『乙女の港』のようなエスを題に採った少女小説として完成度がめちゃめちゃ高い。本文中、厨川白村への言及がさらりと出てくる辺りも憎い。

 7ページ、五月雨と涼風の名前の由来がめちゃくちゃ尊い。五月雨が従姉妹の涼風と「涼風は立秋の頃に吹く涼やかな風という意味なのに三月生まれだし、五月雨の誕生日だって七月なのって不思議だね」と笑い合った幼い頃を思い出しながら、

 今となっては、五月雨の名前は舊曆五月の異名である梅雨よりいただいているもので、新曆にあてはめるとちゃんと誕生日である七月六日には被っていると分かっていますし、彼女の名前は「どうかその場に佇むだけで涼やかな風を運んでくれる子供になってくれるように」と、お母様のお腹の中にいる頃より決められていたものだというのも知っています。
 やはり知るというのは大事なことです。無知であるよりかはずっといい。

 と振り返る。この由来も有り難いものながら、「知ることは大事なこと」というのが全体を通してのさわやかなモチーフになっている。最初は「エス」という言葉の意味も知らなかった五月雨が、最後には、ああっ、ああっ!

 女学校の文化をさりげなく出している13ページ。隼鷹先生が実は皇族の出ではないかという噂や、裁縫の榛名先生には双子の姉がいて、時折入れ替わっているといった噂がすごく女学校なんだよなあ……。いい……。そしてその中にあって、みんなからは忘れ去られているような化学教師・夕張に憧れを抱いてしまっている五月雨。いい……。

 15ページ、涼風の口癖。校内にある夕張の部屋を初めて訪れたときの五月雨。

今も胸は高鳴っているけれども、それは少し違う鼓動なのではないか。いつまでも落ち着きがなくって、幼いころ、涼風と一緒にお屋敷の中を冒險した時みたいに――いいえ、樂しげな感情ばかりでなく、もっと、切ない――ラブ・イズ・ベスト――ああ、違う、なんでこんな時にあの言葉を思い出してしまうのでしょうか――涼風の口癖のせいだ――。

 このね! ラブ・イズ・ベストなんて言葉を出しちゃうところ! 大正なんだよなあ! すごくいいぞ! ダッシュをふんだんに使うのも煩悶がよく現れててかっこいいなと思った。

 29ページ、夕張の放った「あなたとは、エス、という關係にはなれない――」という言葉。その後に続く言葉も相まって、夕張が常人より数段高速な思考で結論に先回りするために、しばしばコミュニケーションの阻害となっているというのを、ものすごく印象的な台詞を用いて描写している。いいぞ……。そして最初はショックを受けながらも、やがてそれが夕張の「悪癖――個性」なんだと理解する五月雨。いい……。ゆうさみだ……。好き……。

 全部引用なり言及なりしてたらキリがないので省くけど、言葉の端々がすごく豊かで美しくて、なんというか滾々と湧き出る清流みたいなんですよね……。「~と笑った。~と言った。~と笑った」ばっかり繰り返してる小学生の作文みたいな文しか書けないあたしとは大違いよ……。

 もうこのまま最終ページまで全部紹介したいくらいなんだけど、それはアレだと思うのでアレだ、この続きはキミ自身の目で確かめてくれ!

いろいろやめました

 さすがにそろそろ更新した方がいいだろうと思い、エディタを起動した。4月に入り、新年度になったので、心機一転の意味合いも含め、重荷になるようなものはなるべく取り払っていこうと決めた。仕事上のものは仕方ないとしても、それ以外の余暇時間にやることについては、自分から望んでやりたいものはさておき、そうではなく半ば義務めいてきているものについてはすっぱりとこれを取りやめる、そんな勇気を出していくことにする。

 大きなものとしては、Twitterのmで始まるアカウントの更新を2015年度末をもって終了した。そもそもが長く生きすぎたゾンビのようなアカウントだったけど、ようやく死ぬことができたと思う。あれをほぼ毎日動かし続けるのはとんでもない苦痛だったので、更新を取りやめると一日がものすごく長く感じられるようになった。実際長い日では3時間近く何を書こうかとかどう表現しようかとか悩んでいたからね。端から見れば愚かとしかいいようがないんだけど、自分でも愚かだと思っている。

 グラブルもしばらくやめることにした。最初は楽しいと思ってやっていたんだけど、最近は毎日少なくとも4回(AP回復のペースがそんなもん)アクセスしないといけないのがかなり精神的に負担になっていて、かつ同人の原稿で忙しいときに限って団イベントとかがあったりするので割とつらいというのが本音だった。あとこれ以上強くなろうとすると完全に作業ゲームになってしまうというのもなかなかどうして。

 手放したものをあしざまに言っているみたいで心苦しいけど、グラブルはよくできたゲームだとは思っている。気が向いたら戻ってきたいという気持ちも結構あるし、実際Twitterにスクリーンショットが張られるたびにちょっと起動したくなる。まあでもいったん離れて、負の気持ちをしっかり抜くのがいいと思う。とりあえずアカウントは残すことにして、騎空団だけ抜けることにした。最後まで迷惑をかけっぱなしで申し訳ない限りだ。

 同人も負担ではあるけれども、これはいまだに自分から進んでやりたいと思っていることなので、しばらくはやめるつもりはない。ただしペースは落としていく気もする。原稿のために有休を取って、翌日に死んだ目で職場に現れるのはもうこりごりだ。休みの日は休むのが僕の主義だ。

 このブログも、少なくとも「毎日更新」という縛りは取り払うことにする。そういう縛りをつけないと際限なく放置しそうだと思って作った縛りなんだけど、逆に自分の心を縛ってきやがる(うまいこと言ったようで特に言えていない例)。そんなわけでまあ、ブログタイトルも「気刊びびび」なわけだし、気の向いたときに更新していくスタイルに改めることにした。まあいくら何でも月に2回くらいは更新すると思う。するんじゃないかな。ま、ちょっとは覚悟しておけ。

 そんなわけでいろいろ取り払ってみたところ、余暇時間にやることの選択肢がかなり増えた。とても楽しい。時には手放す勇気も必要なのだと感じた。